2008年3月28日
マ:(マミコ)
ミ:(ミズシマ)
タ:(タップ)
第2回 壁部コンテンツ紹介と今後の展望
全ての人類は小学女子である!
「この女子を見よ」/「家庭技術と保健技術」
- マ:
- ところでそろそろ、壁部の各コンテンツについても触れておきましょうか。えっと、まずインタビュー!
- ミ:
- ちょっと、まだ黒いよ[*1]......(3月13日現在未公開)
- マ:
- すすすいませんすいません。ちょっと力入りすぎちゃって遅れてまっす。
- タ:
- 「この女子を見よ!(ときどき男子)」だね。
- マ:
- 今回は私が担当していますが、まあ壁部周辺で、面白い活動してたり面白い表現してたりする人を紹介しちゃおうというコーナーです。今回は友だちで作家の木村紅美ちゃんに登場いただきます。女子中心だけどまあときどき男子も紹介してやってもいいかなあ〜と(エラそう)。
- ミ:
- 小学女子の精神にのっとった人だよね。世界の小学女子を発掘する!
- タ:
- あるいは、小学女子的興味を惹く人、ってかんじ?
- マ:
- そうだね。全ての女の心には小学女子が生きている! をキャッチフレーズに。本人がすっかり葬り去っていても、壁部がつついて掘り返す!
- ミ:
- そういう意味では、全ての人(性別問わず)ってことになるかもね。
- タ:
- そう、男子にだってある。
- マ:
- そう、ときどき男子、そしてオカマも!
- タ:
- いいね。女子でも男子でもない人も!
- ミ:
- 未だかつて、小学女子をこれほどフィーチャーした人間観があっただろうか!
- タ:
- ないぞ! いいぞ!
- ミ:
- 人間はみんな小学女子だ!!
- マ:
- オカマって、東郷健さん[*2]に敬意を表する的に使用するのは壁部的に問題ないでしょうか?
- ミ:
- 今はセクマイ(セクシャルマイノリティ)っていうかな〜。
- マ:
- わたし、小学女子、ってキーワード思いつくまでは、自分のこういう性質は、あえていうなら「オカマ的」だと思ってたんだよね。橋本治もそんなようなこと書いてるけど、女子だけど女子じゃない、でも男子ってわけでもない。実際、ゲイの友人とかと少女マンガやアイドルの話をし始めると、激しく小学女子的に盛り上がるんだよね......。
- ミ:
- 私がセクシュアリティ論にあんまし興味ないのは、やっぱ小学女子的なとこをすっとばして、小5以上の共通認識で語られてるからなんだよね。オカマもそういう意味では小5以上だよ、きっと。
- マ:
- そうなんだよね。だから私も、小学女子のほうがもっとしっくりくると思ったんだ。当時は「男的」とか「女的」とか、そんなことすら考えてなかったもんね。
- ミ:
- もっとヘテ男子、ヘテ女子に分かれる以前の雑草的な区分け不能なものがあるのに、それはセクシュアリティにはいれないんだもんね。
- マ:
- そのへんの話もまた今後いろいろ話していきたいな。
- タ:
- インタビューといえば、「来ちゃった!」も計画中だよね。一対一のインタビューじゃなくて、壁部3人が自分たちの会いたい人のところに押しかける。
- ミ:
- 玄関わきに、壁部3人がモジモジしつつ「来ちゃった......」。一方的に会いに行って、質問したり交流したりする企画です☆
- タ:
- 質問だけじゃなくて、交流(笑)。いちおうモジモジもしてみるわけね。
- マ:
- インタビューよりもずっと小学女子的な押しつけがましさがある感じだね。
- ミ:
- まさに、自分が興味あることに他人も当然興味があるだろうという思い込みから来ちゃうんです。
- マ:
- あたしたちがこんなに好きなんだから、きっとあの人もあたしたちのことを好きなはず! ってやつですね(笑)。第一回は、「貸した本読んだ?」でも取り上げた青木やよひさん[*3]を襲撃する予定(なんの許可も得てない)。
- タ:
- 3人で青木さんの講演を聴いてファンになっちゃったんだよね。
- ミ:
- あたしたちがこんなにアツく青木さんの本を読んでいるんだし、青木さんもきっと!
- マ:
- でもあのときあげたミズシマさんの本、青木さん忘れてっちゃったよ(笑)。
- ミ:
- 忘れていった本も、強制的に送らせていただきました!!
- タ:
- 次は、「家庭技術と保健技術」。今後はどんな感じで?
- ミ:
- 家庭技術は、次はタイプライターと電子レンジの話。
- タ:
- なんの話かわかりません(笑)。
- マ:
- 脈略のなさが小学女子的。
- ミ:
- キーボードのQWERTY配列ってさ、機能から選ばれた配列じゃないっていうのは有名じゃん?[*4]でも、活版印刷からタイプライターの時代に変わったとき、それまで主流だったライノタイプじゃなくQWERTYが選ばれたのは......
- タ:
- 「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会い」[*5]か......。
- マ:
- デュシャン?
- タ:
- デュシャンじゃないね、ロートレ・アモンのようです(話飛んでる)
- ミ:
- なんと女子労働者を雇用して、人件費を安く抑えるためだったのですよ!! ......えっ? ミシンと蝙蝠傘? QWERTY配列と関係あるの?
- タ:
- あ、ごめん。タイプライターと電子レンジってシュールな組み合わせだな、と思って。ごめんひっぱって(笑)。
- マ:
- なるほどー。でもそういうふうに古くから続いていて根拠ありそうなものが意外と拍子抜けな理由によるものだったってことは案外多いよね。
- ミ:
- これ、去年読んだ本の一部受け売りなんだけど、ジェンダー視点の技術史って、全然習ってなくない? 女子にとっての技術はこういうもんだ、男子にとっての技術はこういうもんだ、という囲い込みは、歴史的に、しかも資本とか国家統制とかによって意図的に作られてるって話。まさに「家庭科」と「技術」を男女別授業にしてる考え方を支えている技術観だよね。
- マ:
- 面白いねー。そういう事実は前からあったけど、そういう視点で組み合わせて見るということが個性だと前もミズシマさん言ってたもんね。
- ミ:
- だから、技術家庭科では、そういうジェンダー技術史を教えろ〜というのが全体を通しての主張になりそうです。
- *1
黒いよ......
COMING SOONのコンテンツはモノクロ表示されるのです。 - *2
東郷健さん
雑民の会・雑民党代表。「伝説のオカマ」と呼ばれ、ゲイであることをカミングアウトし、同性愛への偏見や性差別の撤廃を掲げる活動家。東郷氏の活動をルポした「伝説のオカマ」が雑誌週刊金曜日に掲載されたとき、「オカマ」という言葉が差別か否かという論争が起こり、その経緯が『「オカマ」は差別か』(ポット出版)におさめられている。 - *3
青木やよひさん
1927年生まれ。「マルサスの影と現代文明」で75年毎日新聞社日本研究賞受賞。女性の立場からみたユニークな人口論として注目を集める。その後、女性、ジェンダー、セクシュアリティの比較文明論的研究を通して、近代の知の新たな展望を模索中。(以上、「共生時代のフェミニズム」(1994、オリジン出版センター)の著書紹介より。)著書に「女性・その性の神話」「フェミニズムとエコロジー」など多数。フェミの大先輩です。(ミ) - *4
QWERTY配列
いまのキーボードって、英字部分が左上からQWERTYってなってるじゃないですか。この配列、標準化されて多くのキーボードで使われてるけど、人間工学的にみるとすごく使いにくいって指摘されてます。それなのになぜこの配列がこんなにも広がって使われるようになったのか? 詳細は「家庭技術」のコーナーでそのうち紹介しまっす!(ミ) - *5
「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会い」
アンドレ・ブルトンが『シュルレアリスム宣言』に引用したロートレアモンの詩の一節。 シュルレアリストの宣言を待たずとも、小学女子の頭の中では、日々無関係な事象が出会い続けている。
